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最高裁、Google検索結果削除の訴えを棄却、プライバシーより表現の自由を保護
3年 ago

最高裁、Google検索結果削除の訴えを棄却、プライバシーより表現の自由を保護

プライバシーと表現の自由は、よく議論される問題ですが、GoogleのWeb検索に関しての最高裁の判決が出るのは今回の判決が初めてです。

最高裁は訴えを棄却

6年前に児童買春の罪で罰金50万円の有罪が確定した男性が、その後3年余りの年月がたっても、Googleで自分の名前を検索すると逮捕歴が記された検索結果が表示されるため、その削除を求める申し立てを行い、今回の裁判は始まりました。

もし削除が認められれば、すでにEU圏では確立している検索結果の削除をことができる権利”忘れられる権利”が認めれることになり、またGoogleの検索結果に関する初めての最高裁の判決が出るということも合わせて、非常に重要な裁判として注目されました。

注目の最高裁の判決は、

「表現の自由よりプライバシーが勝る場合は削除を可能とする」(最高裁)

というものでした。

では、どういう基準で表現の自由がプライバシーに勝っていると判断するのでしょうか。最高裁は、その要素として全部で6つの項目をしましました。

  1. 事実の性質や内容
  2. 事実が伝達される範囲とプライバシー被害の程度
  3. 社会的地位や影響力
  4. 記事などの目的や意義
  5. 社会的状況とその後の変化
  6. 事実を記載する必要性

以上の6つです。

その上で、この男性については、「児童買春の犯罪は公共の利害に関する事項」であり、「名前に加えて住んでいる県も入力しなければ検索結果が表示されず、逮捕の事実が伝達される範囲は限られる」と判断し、「検索結果の削除を認めない」という決定をしました。

この判決に関しては賛否両論あり、基準となる項目が示されたことを評価する声もあれば、”基準をどの程度満たすと判決に影響するのかが不透明だ”という非難の声もあり、まだまだ議論の余地がある状態と言えます。

自分に不利な検索結果が出てしまう時、その削除を求めても、削除してももらえない…個人法人を問わずそれは恐ろしい状態である気もします。一方で、身近にいる知人や仕事仲間が、もしかしたら過去に重大な犯罪を犯した人間であるかもしれないことを、検索できたほうが良いのか、否か。今回最高裁はプライバシーより表現の自由、ひいては知る権利を優先した結果となりましたが、本当にそれが今後の社会にとって良いことなのか。私たちも真剣に考えたほうが良いのかもしれません。

source:日経新聞、IT Pro、BuzzFeed、TBS News i

【いよいよ今月から】GoogleChrome、HTTPS非対応サイトにアクセス時に警告表示へ
3年 ago

【いよいよ今月から】GoogleChrome、HTTPS非対応サイトにアクセス時に警告表示へ

以前からお伝えしていた、Google ChromeでHTTPS非対応かつクレジットカード情報やパスワードを入力するページにアクセスした場合に、ユーザーにセキュリティーに関する警告が表示されるという仕様変更ですが、いよいよ今月から提供予定のGoogle Chromeの最新版から実装されるようです。

※2/1追記 Google Chrome最新版56から実装されました

現時点の最新版のGoogle ChromeでもHTTPS非対応のサイトにアクセスするとアドレスバーに”!”マークが表示されますが、さらにはっきり警告が表示され、サイトがHTTPS対応か否かわかりやすくなります。

※上段の”!”マークのみから、”Not secure(安全でない)”というマークも合わせて表示されるようになります。英語か日本語になるかは不明

※2/5追記 日本語でGoogle Chromeを使用している場合は、日本語で警告が表示されます

では、早急に自社のサイトもHTTPSに対応させるべきか!?というと、2017年1月現時点ではかなりの大手サイトでも未対応のサイトも見かけますので、まだまだ様子見をしていても良いかと思います。 それよりもMFIにしっかり対応することの方が、よほどビジネス的なインパクトは大きいでしょう。

とはいえ、シェアNo.1のPCブラウザーでユーザーがアクセスしてくる度に警告が表示されるというのもブランディングの観点からはやはり好ましくありません。 サイトの安全性も大事なテーマですので、いつどのような対応をとるのか、計画的に行動できるように準備をしておきましょう。

source:Web担当者Forum

GoogleのことはGoogleに聞こう!2016年・年末スペシャルWOHまとめ
4年 ago

GoogleのことはGoogleに聞こう!2016年・年末スペシャルWOHまとめ

2016年も、怒涛の様に過ぎていきました。 みなさんにとっては、2016年はどの様な年だったでしょうか?

Web業界にとっては、何と言ってもGoogleによるMFI(モバイルファーストインデックス)の発表が衝撃的だったのではないでしょうか。

そんなMFIですが、12月22日に2016年最後のWOH(WebMaster Office Hours)が行われ、MFIに関する質問にGoogleの担当者が直接答えてくれました。

その中で、気になる質問と答えをまとめてみましたので、参考になれば幸いです。

1.Q 同じURLでPC用ページにしかないコンテンツを(テキストやリンク)がある場合で、スマートフォン用ページにそのコンテンツを移す(初期非表示を含め)対応をした方が良いでしょうか?

スマートフォン用ページにないコンテンツは優先度が低くてその様にしていますが、関連するテキストやリンクが含まれています。

A まさにGoogleが想定していることだが、MFI後はPC用ページにしかないコンテンツは評価されなくなる。対応するか否かはサイトオーナーの判断だが、スマートフォン対応をするなら高品質なモバイル用ページを用意してほしい。もしそれが難しいなら、中途半端なスマートフォン用ページを用意するより、PC用ページだけのままの方が、ユーザーも満足すると思います。

Cocoa編集部補足:Google担当者は、ユーザーの目線から中途半端なモバイル用ページを用意する必要はないのでは、と発言していますが、今後は”スマートフォンに最適化しているか否か”がサイトの検索順位に大きく影響します。

Google側は明言を避ける形で回答していましたが、”検索順位を高めたいなら、高品質でPCサイトとコンテンツが同等以上のスマートフォン用ページを用意してください”というのがGoogle側のメッセージだと思います。

2.Q 現在、PC用ページには構造家マークアップはありますが、スマートフォン用ページにはありません。そのため、スマートフォン用ページにも構造家マークアップを追加することを検討しています。

その際、スマートフォン用ページではパンくずリストなど一部コンテンツを省略しているのですが、PC用ページと同じ内容でマークアップをしても良いでしょうか?それともスマートフォン用ページのコンテンツ通りにマークアップすべきでしょうか?

A 基本は、スマートフォン用ページのコンテンツ内容に沿ってマークアップをしてください。ただし、パンくずリストなどの場合、UXの観点からスマートフォン用ページで省略しているが、検索結果には表示させたいというケースも多いということは認識しているので、Googleとしても検討している項目です。

3.Q PCページでは存在している「内部リンク」が、スマートフォン用ページではあえて省略している場合、その省略している内部リンクの評価は、MFI後でも同じ評価になりますか?

A なりません。MFI後はスマートフォン用ページに存在していない内部リンクは評価になりません。

いかがでしたでしょうか?

ちなみに、次回のWOHは一月下旬に開催とのこと。 気になる方は、是非リアルタイムで参加してみましょう!

source:WebMaster Office Hours

DeNA”WELQ”から露呈した著作権侵害問題。今こそ著作権の”引用”を確認しよう
4年 ago

DeNA”WELQ”から露呈した著作権侵害問題。今こそ著作権の”引用”を確認しよう

DeNAの運営する医療に関するキュレーションメディア”WELQ”が全ての記事を非公開にしたことから端を発したキュレーションメディアの著作権侵害問題。 DeNAだけでなく、リクルートやサイバーエージェントといった大手IT企業も次々と記事を非公開にするなど、DeNAだけでなく業界全体が問題を抱えていることが徐々に明らかになっています。

こういったキュレーションメディアは、短期間に大量のコンテンツを掲載し、検索エンジンからのアクセスを増やすことでユーザーやPVを増やし、広告収入を得るビジネスモデルでした。

このモデル自体に違法性はありません。 問題は、短期間に大量のコンテンツを作成するために、他サイトのコンテンツを”、引用”ではなく”盗用”とも言えるような形で使用してしまったことです。 要は、他サイトの文章をコピペして、ほんの一部を書き換えて掲載したキュレーションメディアが多く存在したのです。

後述しますが、このように他サイトのコンテンツを”ほぼそのまま”使用することは著作権の侵害にあたる可能性が高く、法律違反の可能性大です。 これらのキュレーションメディアは、その点のチェックが非常に甘く、日常的に著作権を侵害していると指摘されています。

WELQが記事を非公開にするきっかけは記事の信憑性に関して東京都から指摘を受けたことですが、この件をきっかけにWELQ自体が注目を集めてしまい、隠れたいた著作権侵害問題が浮上したのです。

SEO対策とコピペ改変問題

大手企業の運営するキュレーションメディアが、なぜ著作権侵害という法律違反を侵してしまったのか。 それは、近年のGoogleの検索エンジンに対するSEO対策の一貫であったことは間違いありません。

Googleのアップデートにより、外部サイトからリンクを大量に貼り付ける従来のSEO対策がほぼ効果を無くし、サイトを検索エンジン上で上位に表示させるためには、サイトに大量のコンテンツを追加する必要が出てきました。

そのため、大手企業は多額の予算をかけ、少しでも安い金額でコンテンツを作成するために、前述の”他サイトのコンテンツをコピペして、ちょっと改変して自サイトのコンテンツにする”という手法に走ります。

実際DeNAやその他企業のキュレーションメディアは短期間で数百万人以上のユーザーを集めたとのことで、効果はあったのでしょう。 この方法がキュレーションメディアを運営する際の常套手段となります。

改めて確認したい著作権

この手法ですが、どこから違法になるのか、すぐわかった方は多くないと思います。

まず、著作権上認められている”引用”との違いが明確でないからです。

webサイトだけでなく、本などの著作物ではよく見ると思うのですが、他者の文章を”引用”して、自らの文章の根拠するといったことは、違法ではなく通常に行われていることです。

ですので他サイトのコンテンツを”ほぼ”流用していることはモラル的には完全にアウトですが、著作権法上は違反か否か、個人的には判断がつきませんでした。

これに関して、”Web担当者Forum”に良い記事がありました。曰く、

法律的に正しい”引用”とは、裁判例が示す引用の要件(1、2、3)や、その他の注意事項(4、5)をまとめると、 1.公表された著作物であること 2.引用する側の著作物と、引用される側の著作物とが明確に区別されて認識できること 3.前者が主、後者が従の関係があること 4.出所の明示をすること 5.著作者の意思に反する改変をしないこと この5つを全て満たす必要がある …
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PCのアクセス中心のサイトはどう対応すべき?Google・MFI後のSEO対策
4年 ago

PCのアクセス中心のサイトはどう対応すべき?Google・MFI後のSEO対策

SEO対策という意味で、今後ますます重要になるWebサイトのスマートフォン対策。

一般消費者向けのBtoCサイトではスマートフォン対応はかなり進んでいると思いますが、法人向けのBtoBサイトはでは、まだPC向けのサイトのみ、という企業もある程度存在すると思います。

判断が難しいBtoBサイトのスマートフォン化ですが、スマートフォン向けサイトが検索順位の判断基準となるGoogleのMFI(モバイル・ファースト・インデックス)ではどの様な影響があるか、Googleの担当者が回答しています。

Googleの担当者によると…

ここでは、BtoBサイトで、サイトのメインのアクセスがPCからのアクセスであるWebサイトについて考えたい思います。

従来なら、検索結果の順位はPCサイトの評価で決まっていました。一般的なBtoBサイトならPCからのアクセスがメインだと思いますので、PCサイトの充実に力を入れておけば、万事OKでした。

しかし、今年の4月からモバイルフレンドリーアップデートが実施され、スマートフォンで検索した場合は、スマートフォンへ最適化されたページの評価でサイトの検索表示順位が決まる様になりました。

この時点で、将来的にスマートフォンからのアクセスを重視するBtoBサイトはスマートフォンへの本格的な対応を検討し、実施したBtoBサイトもあると思います。

そして、いよいよMFIが発表され、検索の順位はスマートフォン向けサイトへの評価が基準になるとGoogleが公式に声明を出しました。

この時、モバイルフレンドリーアップデートを無視して、スマートフォン対応を見送ったBtoBサイト担当者は、疑問を抱いたと思います。

”PC向けのページしか存在しないBtoBサイトは、MFI実施後はどの様に評価されるのだろう?”

こういった疑問はGoogleにも多数寄せられていたのでしょう、Googleの担当者も回答しています。

Googleの長山氏によると、

(1)PCからのアクセスが多いBtoBサイトだとしても、スマートフォン向けのページがある場合は、スマートフォンページへの評価により、すべてのデバイスにおける検索時の順位が決定する。

(2)そのBtoBサイトにスマートフォン向けのページがないならば、MFI後もPC向けのページへの評価で順位が決定する。

(3)(2)の場合、PC向けのページが”スマートフォン向けにどの程度最適化されているか”という基準で検索順位が決定するため、MFI後より検索順位が下がってしまう可能性がある。

ということになります。

BtoBサイトもスマートフォンへの本格対応を検討しましょう

基本的には、PCからのアクセスがメインのWebサイトだとしても、”スマートフォンユーザーから見て使いやすいページか否か”という基準で判断される様ですね。

例外的に、PC向けのページが非常に充実しているWebサイトの場合、ものすごく簡略化されたスマートフォン向けのページを用意するよりは、中途半端なことをせずにPC向けのページのみにしている方が検索順位が高くなる可能性もありそうですが、はっきりどちらが良いかは不明です。

それよりも、検索順位や将来的にスマートフォンから閲覧するユーザーが確実に増えることを考えれば、PCからのアクセスがメインのBtoBサイトなどのWebサイトも、しっかりスマートフォン向けのページを用意したり、レスポンシブデザインに変更するなどの対策を実施する方が得策だと言えるでしょう。

 

SOURCE:@KazushiNagayama