皆さんこんにちは!暖かい日が続いたと思ったら今日は結構寒くて、早く気候に落ち着いて欲しいと思っているココアの米倉です。
このブログでは主に弊社のメイン事業であるウェブサイト作成やインターネット広告について書いていきたいと思います(その他日常のことも書くと思います…)。
今日のお題は、お客様の運営するホームページやウェブサイトに、効果的に集客をしたいというニーズがある場合のお話です。弊社ではそういったご相談をお客様から受けた場合、まずお客様にSEOよりSEM(以下、リスティング広告※)をおすすめしています。※SEMには色々な手法がありますが、代表的な手法かつSEOと異なるものという意味でリスティング広告を例に挙げています。
それはなぜなのか。理由は沢山ありますが、まずはSEOとリスティング広告、それぞれのメリット・デメリットを比較してご説明したいと思います。
1)何回クリックされても、広告費はかからない。(上位表示されるための時間やコストはかかります)
2)グーグルでもヤフーでも、基本的に同じ順位で表示されるので、効果的なキーワードで上位表示を達成できた時のメリットが大きい。
1)反映されるまで時間がかかる。途中でキーワードを柔軟に追加・変更できない。また、大量のキーワードを狙って上位表示させるのが難しい。
2)検索エンジン側のアルゴリズム変更などにより、突然順位が下落したりするケースがある。
1)反映までに時間がかからず、キーワードの追加・変更も非常にスピーディーに対応できる。
2)大量のキーワードに効率よく出稿できるので、自社にあったキーワードを大量のキーワードの中から、効率良く見つけ出す事ができる。
1)運用が難しく、知識がないと効果検証や改善が難しい。
2)基本的に1クリックごとに課金される(インプレッション型課金の場合を除く)
といったところがざっと上げられるでしょうか。
一見どちらにもメリットとデメリットがあり、どちらの施策も試す価値がある様に見えます。実際SEOもリスティング広告もどちらもうまくいった時の売り上げや認知における効果は絶大なのですが、問題はSEOとリスティング広告を実施する順番です。
例えば、”財布の通販”をやっている会社の通販用のウェブサイトがあるとします。その会社で、一生懸命”財布の通販”に関するブログを書くなどして、検索エンジンで表示される様に努力したり、外部からの被リンクを増やす作業を行い、”財布の通販”で上位表示されたとします。しかし、はたしてそれだけの労力を割いて上位表示させたキーワードが、どれだけ通販サイトの売り上げに貢献してくれるでしょうか?また、そのキーワードはずっと売り上げに貢献してくれるキーワードでしょうか?
もし売り上げに重要なキーワードが途中で変わった場合(例えばクリスマスシーズンはプレゼントを購入するために”プレゼント”に関連したキーワードの検索される回数が爆発的に増加します)、何の準備もなくいきなり上位表示されるキーワードを”財布 プレゼント”に変更することはまず無理でしょう。上位表示を狙うにはやはりそれなりの労力やコスト、時間がかかります。
これがSEOではなくリスティング広告だとしたら、重要なキーワードの変化があるとわかっていればすぐにキーワードを変える事ができます。また広告を出すキーワードも豊富に設定でき、その中からどのキーワードが有効か検証しながら広告宣伝することができます。
この様に、まずSEOよりリスティング広告を優先させて行う理由は沢山あります。
なぜ、SEOよりリスティング広告なのか【後篇】に続く