通信販売大手のAmazonが、中古車販売に参入しました。中古車販売で実績とノウハウのある株式会社ネクステージと組み、約3880億円の中古車販売市場でシェアを拡大する狙いです。
中古車業界自体は過去5年間で-3.3%の伸び率と縮小傾向にあり、また平成23年まで10年連続で前年比割れを記録するなど、新車販売と比べても厳しい業界です。業界再編などの大きな変化が予測されていましたが、高額で対面販売が中心の業界に通販大手のAmazonが参入したことで、業界が大きく変わるかもしれません。
消費税、H26年度分自動車税、各種諸費用(2年付車両は車検代)も全て含まれて価格は55万円、44万円、33万円の3パターン。1週間以内なら返品可能、送料も無料と通販の際に気になるポイントが全て抑えられているところは、さすがAmazonといったところ。
さらに①タイヤ②バッテリー③ブレーキパッド④エンジンオイル⑤オイルエレメント⑥ワイパー前後⑦パワステ&ファンベルト⑧エアフィルターの主要なパーツを全て新品に交換、1年間の保証もついており、一見いたれりつくせりに見えます。
もともと中古車は商品の状態を車の素人である消費者が把握しにくく、原価が非常にわかりにくい商品です。そういった業界に自己基準とはいえ、明確な基準を持つAmazonの様な規模の大手が、通信販売という新たな供給手段と共に参入することは、消費者にとってもメリットがありそうです。
source:Amazon,業界動向SEARCH.COM