2000年にMr.Childrenがリリースしたシングルの曲名にもなった404 Not Found。
今思えばインターネット黎明期から2000年当初ではしょっちゅう見かけたNot Foundエラー。
近年はほとんど見かけることがなくなりました。
そもそも404 Not Foundとはどのようなエラーなのかということなのですが、
その名の通り、”リンク先が存在しない”エラーです。
ちなみに、よく見間違える”403 Forbidden”は、”リンク先へのアクセス権限がない”エラーになります。
このNot Found、ほとんど見かけることがなくなった理由は大きく3つあると思われます。
1. Googleの検索精度が上昇した
ひとえにGoogleの努力の貢献が大きいかと思います。
Googleはエラーの多いページを「ダメなページ」と認識し、検索結果順位を下げるアルゴリズムを採用しています。
それによってNot Foundになってしまうリンクを含むページが検索上位に表示されにくくなったのが主な要因です。
昔はYahoo!も検索エンジンではなく、ただのリンク集だったので、ページがなくなった際などNot Foundがしょっちゅう表示されていましたね。
2. サイト制作ソフトやCMSの向上
そもそもNot Foundが発生する大きな要因は、リンク先URLを手入力していた際に起きる人的ミスとリンク先を削除したのにリンクを削除し忘れてしまったケースです。
最近のサイト制作ソフトはこのあたりが自動化されているものが多く、またリンク切れをチェックしてくれるツールの普及によって、サイト制作側が事前に防ぐことができることが多くなりました。
不正リンク自体が減ってきているのも大きな要因ですね。
3. 相互リンクの減少
昔は検索エンジンが今ほど優れていなかったため、サイトに人を呼び込むために「相互リンク」を貼るのが主流でした。
今でも一部ブログなどでは相互リンクは主流ですが、普通のサイト同士で相互リンクを貼ることは非常に稀になりました。
この相互リンク、貼ったらそのままのものが多く、相手先サイトが移転・消滅した際にNot Foundになることが非常に多かったのを覚えています。
相互リンク文化がなくなったこともNot Foundが減った大きな要因でしょう。
Written by 中島