アメリカの転職情報サイトのCareerCast.comが、職種を収入や将来性といった様々な面から調査・研究した結果、2014年の最高の仕事と最低の職種を発表しました。
【最高の職種・トップ3】
1.数学者 (年収の中央値:101,360ドル、日本円でおよそ1,030万円)
2.終身雇用の大学教授 (年収の中央値:68,970ドル、日本円でおよそ700万円)
3.統計学者 (年収の中央値:75,560ドル、日本円でおよそ770万円)
【最低の職種・ワースト3】
1.木こり (年収の中央値:24,340ドル、日本円でおよそ250万円)
2.新聞記者 (年収の中央値:37,090ドル、日本円でおよそ380万円)
3.兵隊 (年収の中央値:28,840ドル、日本円でおよそ300万円)
※年収の中央値はその職種の最高年収と最低年収のちょうど中央の値で、平均年収ではありません
【最高の職種は数学者】
最高の仕事1位の数学者は、将来的な展望の良さが高く評価されています。数学的な専門知識はIT系の企業はもちろんのこと、教育分野や非営利団体においても今後はますます重要になると予測されています。
2位の終身雇用の大学教授は数学者と近い職業ですが、終身雇用の安定性やストレスの低さも評価され2位にランクインしました。
3位の統計学者もビッグデータといった言葉がもてはやされたあたりから日本でも注目の職業で、待遇面など職環境の良さが高く評価されています。
【最低の職種は木こり】
産業の進歩による仕事の減少、さらに重労働で移動距離も長く、そして典型的な安い賃金の職業ということで、木こりが最低の職種ワースト1位になってしまいました。
2位の新聞記者は意外な結果かもしれませんが、アメリカでは歴史ある新聞がデジタル化の波を受けてどんどん廃刊に追い込まれており、将来性を含めた産業としての厳しい面が反映された結果となりました。
3位の兵隊は士官ではなく主に前線、現場で体を張る兵卒のことで、ストレスの高さや命の危険があることから3位という評価になった様です。
ソース:CareerCast.com:Jobs Rated 2014: Ranking 200 Jobs From Best To Worst