こんにちは。Cocoaウェブディレクター中島です。
私は仕事柄、企画書やプレゼンテンプレートを作成利用する機会が多いのですが、今回はそんなテクニックから使えるものを一つご紹介します。
皆さんは「ロードマップ」という言葉をご存知でしょうか?
最近はゲームソフトなどでもよく聞く言葉ですので一般的に耳にすることも多い言葉かと思います。
「ロードマップ」とは、
「具体的な達成目標を掲げた上で、目標達成の上でやらねばならないこと、困難なことを列挙し、優先順位を付けた上で達成までの大まかなスケジュールの全体像を、時系列で表現した書物である。」
とWikipediaに書かれています。
簡潔にいうと、「未来への計画書」です。
現在のサービス、商品は売ってハイ終わり、ではなくインターネットの力を使いアップデートされていくものも増えてきました。
例えば、スマホもアップデートによってOSが変わり、新しい機能が追加されたりします。
家電も、今ではインターネットに接続し機能が更新されていくものもどんどん出てきています。
ゲームソフトも発売後にアップデートされ、バグがなくなったりインターフェースが改善されたり、追加のストーリーが配信されたりしますね。
私たちの仕事でいうと、ウェブサイトをお客様にご案内するときに、現在の仕様だけでなく長期的に見た場合に、どんなスケジュールでサイトをアップデートしていくのか、を示すことがあります。
目まぐるしく時代や商品が変わり、人々の生活も変わる現代において、その商品(サービス)をご案内するうえで、商品販売側は短期と中長期の視点でそのサービスをどのように活用、アップデートしていくつもりなのかを示す必要があります。
商品に大きな差がない場合は、ロードマップの内容こそが商品の価値を左右する場合すらあるといえると私は思います。
ちょっと以下の例を見てみましょう。
以下の例は、昨年後半に発売されたゲームの「FinalFantasy XV」のロードマップです。
http://www.jp.square-enix.com/ff15/statement/
発売当初はバグだらけのクソゲーと揶揄されたこのゲームも、ロードマップを公開してから評価は大きく変わりました。
現在のビジネスは、発売当初の評価をロードマップの公開、宣言によって大きく変えることが出来る例と言えます。ゲーム業界に関しては、この手法がすでに定着しつつあります。
ポケモンGOなどもロードマップの宣言によって大きく評価が変わる好例の一つです。
ロードマップの概念自体は、古くからあるものです。
しかし、時代背景、商品の性質などを考えたときに、ロードマップの重要性は以前とは比べ物にならないくらい高まってきています。ウェブに関する商品ならなおさらです。
ぜひアップデートロードマップの利用を進めていければ、と思います。