さて、節分の季節がやってまいりました。
鬼はそと、福はうち!
豆を投げた後は、家族で縁起のいい方角を向いて恵方巻をほおばる・・・。
いまや節分では当たり前となったであろうこの風景。
このブログをご覧になっている方は、子供の頃節分に恵方巻を食べたでしょうか?
少なくとも、20代後半以上の方は経験が少ない方が多いのではないでしょうか。
それもそのはず。恵方巻は、もともと西日本の風習としてはありましたが、庶民に広まったのは1998年、セブンイレブンが2月の売り上げ促進のためにマーケティングとして取り入れたものだったのです。これは、結構有名な話ですね。
2月はバレンタインデー、3月はホワイトデー、夏には土用の丑の日で鰻。
秋にはハロウィン(これも最近ですね)、冬にはクリスマス。
もはや、ハロウィンの経済効果はクリスマスを上回っているそうです。素晴らしいマーケティングですね。
Googleトレンドで恵方巻を検索してみると、
順調すぎるくらい右肩上がりです。認知度もまだまだ向上中なんですね。
さて、上記にあげた定着した(定着しつつある)季節イベントの傾向はいくつかの共通点があります。
(1) 伝統がある
もともと国内・国外問わずどこかで行われていたイベントであること
(2) 最初に始めた会社だけでなく、他が便乗する
恵方巻に関しても、いまやファミマ、ローソン、街の寿司屋ですら販売しています
(3) 比較的便乗しやすい
がっちり著作権などでキープされているものではなく、参入障壁が低い(パクりやすい)
この件からわかることとして、ブームを作るときは自社の力だけでなくみんなが便乗することで大きな経済効果を生むという事がわかります。
ハロウィンのコスプレイベントなどは非常にわかりやすい例ですね。
とりあえず、ドン・キホーテや通販でコスプレグッズを購入し、バーや町で大騒ぎ。みんなが便乗しやすいイベントに仕上がっています。
もはや”Trick or Treet?”は原型すら残していません。
ビジネスで売り上げのてこ入れをしたいのだけど、毎年同じイベントや値下げキャンペーン以外の手段を探している。。なんていう場合はぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、恵方巻。実は男性のアレが元になってるんですって。。。