2015年の時点で市場規模が1220億円を超え、バレンタインを上回りクリスマスに次ぐ記念日として日本でも秋のイベントとして定着しつつあるハロウィン。
今年、2016年も渋谷には若者を中心に大勢の仮想を楽しむ人々が集まりました。
ただ、今年は2015年と比べるとそれほど盛り上がっていないのでは?などという記事もちらほら見ました。
特に10月最後の金曜日である10/28(金)はあいにくの雨模様でしかもかなり気温が低く寒かったということもあり、確かに仮想している人を見かけることはほとんどありませんでした。
本当に、ハロウィンは日本で盛り上がっているのか?
ということで、Web業界の企業らしく”ハロウィン”をITのツールを用いて分析してして、ハロウィンの日本での盛り上がりの真相に迫ってみたいと思います!
まずはおなじみのGoogleキーワードプランナー。
対象の言語と地域を日本に設定して”ハロウィン”というキーワードを調べたところ、まずダントツで10月に検索されています(下図参照)。
平均月間検索ボリュームは800万回弱と、かなり多いですね!
9月にも200万回ほど検索されているようです。
ただ、それ以外だと7月と11月に少し検索されるくらいの様です。
それだけ季節感のあるイベントとして定着しているということではないでしょうか。
Googleキーワードプランナーを使うと知りたくなるのが関連するキーワードでどんなキーワードが人気があるのか、ということ。
”ハロウィン”の場合は、衣装に関するキーワードが、広告を出稿するキーワードとして人気の様です。
日本ではハロウィン=仮装となっているので、納得の結果ですね…!
こんな疑問に答えられるツールと言えば、Googleトレンドですね!
”ハロウィン”をGoogleトレンドで調べてみたところ、下図のようになりました。
2011年から、急激に検索数が伸びています…!
そして渋谷に歩くのも困難になるほどの仮装した人が集まり、メディアの注目を浴びたのが2015年で、なるほど2015年は最も高い検索数を記録しています。
2015年と比べると、2016年は検索数では4分の3ほどの数値に落ち着いています。先ほどのGoogleキーワードプランナーの数値と照らし合わせると、今年の”ハロウィン”の検索数は600万回程度でしょうか。
数としてはまだまだ多いのですが、2015年と比べると寂しいですねぇ…。
たった1年で一気に4分の3にまで落ち込むというのは、先行きが不安になる下げ幅です。
最後は、”ハロウィン”が人気の地域を調べてみました。
結果は下図のとおりです。
東京に大阪、横浜に名古屋、千葉と大都市が中心となって盛り上がっているようですね。
日本を代表する都市の中に、一つだけ見慣れない都市の名があります。
”桶川市”って、ほかの検索でもたまに見るんですけど、このデータだけは本当にあっているのかしら?と思うことがありますね。
広島市とほぼ同じって…ほんまかいな。
以上、簡単に”ハロウィン”を分析してみましたが、いかがだったでしょうか?
右肩上がりで盛り上がるかと思われたハロウィンですが、Web上のデータを見ると意外と今年は去年ほど盛り上がっていないようです。
このままいくと、来年2017年の”ハロウィン”はどうなるのでしょう。
一過性の盛り上がりで終わるのか、それともクリスマスやバレンタインのように定番イベントとして根をはることになるのか、行く末を見届けたいと思います。
何はともあれ、ハッピーハロウィーン!