WordPressで複数のサイトを一元管理したい!
もう、たくさんのLPやブランドサイトのために、いちいちWordPressをインストールするのは嫌だ・・・・。
そんな悩みを解決できるのが、WordPressの「ネットワーク化」です。
一つのWordPressに親レベルを設定し、従来のサイト管理を子レベルで管理できます。
子テーマを複数用意してサイト管理をしたほうが便利じゃないの・・?デザインパーツとか共有できるし。と思った方もいらっしゃるでしょう。
私も最初はそう考えていたのですが、例えば複数のサイトが法人をまたぐ場合や、権限レベルの違う人が複数いる場合は、セキュリティの観点からもサイトを分けてネットワーク化したほうがスムーズだったりもします。
ケースや状況に応じて、ネットワーク化を選ぶか、子テーマ管理を選ぶか決めてください。
WordPressサイトをネットワーク化するためにはいくつかの準備が必要です。
まずは、サイトのバックアップをとりましょう。主に書き換える部分は「wp-config.php」ですので、WordPressがインストールされている直下にあるこのファイルをFTPなどでダウンロードしておき、任意のフォルダあたりに保存しておきます。
また、プラグインを一時的にすべて停止してください。
編集する、といっても1行追加するだけのシンプルなものです。
まずは、WordPressがインストールされている直下にある「wp-config.php」をダウンロード。
86行目付近にある、「/* 編集が必要なのはここまでです ! WordPress でブログをお楽しみください。 */」の直前に、
define('WP_ALLOW_MULTISITE', true);
という1行を追加する、それだけです。上書き保存したら、FTPで先ほどの「wp-config.php」を上書きしてください。
どうでしょうか?WordPressダッシュボードの「ツール」内に、「ネットワークを設置する」という項目が出現していますか?これが出ていれば成功です。
ネットワークをインストールの指示に従い、「wp-config.php」と「.htaccess」に指示されたコードを記述します。
以上でネットワーク化の対応は完了です。
左上、メニューの「参加サイト」より「ネットワーク管理者」を選び、「サイト」をクリックします。こちらで新規サイトが追加できます。
「新規追加」を選ぶと、サイトの基本情報を入力する画面に遷移します。
ここでは、サイトの名前や管理者メールアドレスを追加するのですが、「サイトのアドレス」では
サブドメイン形式 (subdomain.hogemoge.jp)
サブディレクトリ形式 (hogemoge.jp/subdomain)
いずれかで、サイトURLを指定することとなります。この設定はサーバのデフォルト設定により異なります。
サブドメイン形式がいいのに、サブディレクトリになっちゃう・・・またはその逆の場合で困ったときは、「wp-config.php」を編集します。
define('SUBDOMAIN_INSTALL', xxxx);
の文字列を探し、xxxxの部分を「true」でサブドメイン形式、「false」でサブディレクトリ形式になります。
いずれのサイトもGoogleAnalyticsなどでの解析が必要だと思いますが、同一のトラッキングコードでアクセス解析をする場合は、圧倒的にサブディレクトリ形式が便利です。
一方で、別のサイトとして運用する場合はサブドメインでの運用のほうがしやすいでしょう。
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以上がWordPressブログのネットワーク導入方法(マルチサイト化)でした。
サイトが増えてくると管理も大変。ぜひマルチサイト化を利用して、スムーズな運用を行ってくださいね!