リダイレクトは、旧ページにアクセスした際に自動的に新ページを表示させる機能の事です。
リダイレクトには2つの種類があり、301リダイレクトは永続的にリダイレクトさせる機能で、302リダイレクトはサイト工事中など一時的にリダイレクトさせる機能です。
301リダイレクトをうまく利用すると、Wordpressでパーマリンク設定を変更した際や、サイトリニューアルの際にGoogleにインデックスされている旧ページをクリックしても、新ページを表示させることができます。
また、301リダイレクト設定がしっかりされていると、Googleなどの検索エンジンの評価も新URLに引き継いでくれます。
サイト移転やパーマリンク設定の変更などのURL変更時に、301リダイレクトを利用することはGoogleもSerchConsole ヘルプ内の記事でおすすめしています。
検索エンジンの結果で表示されるページの URL を変更する必要がある場合は、サーバー サイドの 301 リダイレクトを使用することをおすすめします。これは、ユーザーや検索エンジンが正しいページにたどり着くことを保証する最善の方法です。ステータス コード 301 は、ページが別の場所に完全に移転したことを意味します。
https://support.google.com/webmasters/answer/93633?hl=ja
ですので、URL構造が変更する際には必ずチェックするようにしましょう。
パーマリンク変更の際のチェックポイントなどは以下の記事にまとめてあります。
サイト公開前に必ず見てほしい、WordPressパーマリンク設定の基本
パーマリンク変更の前にぜひご覧ください。
リダイレクトには.htaccessを利用したサーバレベルでのリダイレクトの方法もあるのですが、一定の専門知識とURL抽出の手間があるためまずは簡単なプラグインを利用したやり方をご説明します。
WordPressプラグイン新規追加画面より、「Redirection」を検索してください。
「今すぐインストール」を押し、インストールできたら有効化してください。
有効化が完了したら、「ツール」の「リディレクション」をクリックしてください。
「転送ルール」の項が出てきます。
ソースURL : 転送元のURLを記述します。相対リンクでもOKです。
ターゲットURL : 転送先のURLを記述します。相対リンクでもOKです。
グループ : パーマリンク変更など変更されたURLを転送する場合は「Modified Posts」を選択してください。通常のリダイレクトであればそのまま「Redirections」でOKです。
一致条件 : 「URLおよびリファラー」で設定しましょう。リファラ―とは別のサイトに貼られたリンクから飛んでくる場合の事で、外部リンクから訪問の際も転送されるようになります。
ページ数が多く、上記のやり方や.htaccessの記述では追い付かないし大変だ、という場合のリダイレクト方法です。
この場合、Wordpress内のURL変更しか対応できません。(主にパーマリンク変更)
別ドメイン移転などの場合は大変ですが、個別抽出してご対応ください。
ここでは「Permalink Redirect」というプラグインを活用したやり方のご紹介です。
以下のダウンロードページよりダウンロードしてください。
※プラグイン検索で出てくる「Permalink Redirect」は別物です。注意してください。
ZIP版をダウンロードし、解凍後「ylsy_permalink_redirect.php」というファイルをエディターで開いてください。
406行目くらいにある「302」という文字を「301」に変更してください。「302」という文字列で検索してもOKです。
302を301に書き換えることで、リダイレクトの意味が「一時的」より「恒久的」に変わります。
これをすることで、Googleなどの検索エンジンがインデックスしたURLを評価そのままに変更してくれます。
続いて、プラグインを手動でインストールします。インストール方法は単純で、
/wp-content/plugins/
へ手動でアップロードするだけです。
アップロード後、有効化してください。
有効化後、メニューの「設定」>「Permalink Redirect」を選択してください。
旧パーマリンクを上部の「Old Permalink Structures」へ入力します。
新パーマリンクが正しいことをチェックし、「Update Options」をクリック。
これで複数のページを新URLへリダイレクトすることが可能です。大量のページを保有しているサイトでパーマリンク設定を変更する場合はこのやり方がベストだと思われます。
301リダイレクトはSEOにおいて非常に重要な手段です。
URL変更、また変更の予定がある際はぜひ意識して心掛けるようにしてください。