こんにちは!
以前からマンガが大好きな私米倉ですが、最近は、デッドデッドデーモンズデデデデデストラクションというマンガと、とんかつDJアゲ太郎
というマンガにはまっております。
両作品とも、好みの分かれる個性的な作品なのですが、ぜひ読まず嫌いしている方、または初めて読む方に作品の素晴らしさを知っていただきたいので、勝手に超個人的な視点から解説したいと思います。
まずは解説1作目、タイトルからして印象的な“デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション”です。小学館のビッグコミックスピリッツで連載中の作品です。
作者は映画化されたソラニンでも有名な浅野いにお先生。
サブカル系、おしゃれな感じの漫画家の若手代表と言われる方ですね。
あらすじ
3年前の8月31日、突如東京都に巨大な空飛ぶ円盤、通称“母艦”が襲来。そこから出撃した“侵略者”の攻撃によって多くの死者が出るが、アメリカ軍の攻撃によって母艦は渋谷区の上空で停止。母艦から出撃する侵略者の宇宙船も逐次迎撃された。
上空には母艦が浮き、時折自衛隊と侵略者との戦闘が行われることが日常となった東京で、小山門出は中川凰蘭ら親友たちと共に青春を謳歌していた。人類が終了する日が間近に迫っているとは夢にも思わずに―
(ウィキペディアより抜粋)
現在3巻まで既刊が出版されており、ストーリーはそこまで進んでいません。
前フリって雰囲気で、ゆるーい空気が流れています。
サブカル系の漫画家さんが書いてあるだけあって、ところどころに出てくる細かいネタが個人的にいちいち面白く、ツボです。
ただここは僕の様に好きな人もいれば、鼻につくという人もいると思いますので、ここが受け入れらるかどうかでこの作品が好きかどうかがはっきりわかれるところだと思います。
また、主人公格の中川という女子高生が、かなり中二病的なキャラでそういった発言を繰り返すのですが、このキャラを好きになれるかどうかも作品を読み進めることができるかどうかの分かれ目になるでしょう。
実は、このデッドデッドデーモンズデデデデデストラクションに出会うまでは、僕は浅野いにお作品は苦手な方でした。おしゃれなサブカル臭が合わなかったのでしょう。
そんな僕がこのデッドデッドデーモンズデデデデデストラクションに目を向けたのは、NHKのドキュメンタリー番組である“漫勉”という番組でした。
この番組は、MCをYAWARAや21世紀少年などのヒット作で知られる浦沢直樹先生が勤めており、毎回ゲストの漫画家を取材し対談するというマンガ好きにとってはたまらないマンガドキュメンタリー番組なのですが、それに浅野いにお先生が登場したのです。
そこで浅野先生は、PhotoshopなどWeb製作者にはおなじみのソフトを使い、デジカメで撮影した画像を加工してデッドデッドデーモンズデデデデデストラクションのマンガ制作に取り入れていました。
完成された原稿の出来栄えは素晴らしく、僕は一気に作品に興味を持つことになったのです。
前述のとおりキャラにはやはりクセがあり、最初は慣れなかったのですが、脳裏に焼き付いていた制作風景と、それの完成形であるマンガ作品が目の前にある興奮で一気に読んでしまいました。
そのうちに独特な世界観に見事にはまり、すでに3回くらい読みなおしています(笑)。
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクションはぜひドキュメンタリーを見てから、読んでみて欲しい作品ですね。物語もいよいよ大きく動きだす展開になってきており、目が離せません。
お次は、“とんかつDJアゲ太郎”というマンガです。
この作品は少年ジャンプの無料アプリである少年ジャンプ+で連載中の作品で、作者の小山ゆうじろう先生の連載デビュー作でもあり、去年の8月にはアニメ化もされ人気作です。
あらすじ
とんかつ屋の跡取り息子揚太郎がクラブカルチャーに衝撃を受け、とんかつ屋とDJに数多くの共通点を見出しながら、その両方を目指して奮闘するギャグ漫画。
(ウィキペディアより抜粋)
設定からして強烈な作品なのですが、主人公がよきライバルや友人にめぐまれながら、努力して成長していくという、少年マンガの王道的な部分をきっちり抑えており、ストーリーマンガとしても楽しめる作品です。
各話の間にはさまれるおまけページではクラブカルチャーやDJ
に関するコラムが豊富で、クラブに興味あるけど行ったことがない方には非常に参考になるところもグッドですね。
そういった真面目な部分も抑えているので、
“とんかつとDJって、そんなに共通点あるのか!?“
という作品の本質的な部分につっこみを入れつつ読むのも面白いです。
いかがでしたでしょうか?
両作品とも、若手作家が手がける新しい時代のバイブス(とんかつDJアゲ太郎風表現)を感じさせる良作だと思います。
とはいえ、絵の雰囲気やストーリーの進行なども全く違います。
これだけ振れ幅のあるコンテンツが生まれてくるところが、日本のマンガ文化のすごいところではないでしょうか。
やっぱりマンガは最高だ!もっともっとマンガが読みたい!
と思う今日この頃でした。