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社会人のお昼の友といえば、やはり丼もの。日本人にとってどんぶりとお味噌汁、お漬物ですね。

また、夏の暑い時期といえばやはりウナギ。うな重に、うな丼、そして肝のお吸い物。

お寿司も好きな方多いんじゃないでしょうか。脂ののったネタに暖かい茶碗蒸し。いいですね。

さて、そんな日本のおいしいものを食べる機会に恵まれている私たちですが、よくよくメニューを見てみると、「並」「上」「特上」などの値段の違う表記が並んでいることが多々あります。

事前にわかりやすい表記をしてくれている店ならいざ知らず、メニュー表に並んでいるだけではその違いがよくわかりません。

しかし、大将にわざわざ聞くのも野暮・・・結局聞けずに頼んでしまう。そんなことありませんでしょうか?

私もその風習に困ってお財布と相談して適当に頼んでしまう事もままあります。

今回は、「並」「上」「特上」の違いについていろいろ調べたり聞いてみた結果をお伝えしようと思います。

 

「並」「上」「特上」の違いは店とジャンルによって違う

当たり前といえば当たり前のような気もしますが、「並」「上」「特上」の違いは店や、そのジャンルによって異なります。

例えば、みんな好きな焼肉。上カルビ、特上ハラミなど差がつけられていることが多いですね。

焼肉店経営者に聞いたところ、焼肉の場合は主に「脂」の量で決められているようです。

上のランクに行けば行くほど、脂が多いという事ですね。国産・アメリカ産などの場合は「並」「上」「特上」とは別に冒頭に表記することのほうが一般的だそうです。

「国産黒毛和牛 上カルビ」みたいな感じです。

一方、お寿司の場合はネタの高級さ(言い方を変えれば原価)でランク分けされているそうです。

並には無い中トロやウニなどの高級食材を使っていると上のランクになるようです。

また、ウナギやトンカツの場合は単純に食材の量で定義されていることが一般的だそうです。上のランクに行けば行くほどウナギの量が多くなります。

一概に質が良くなる、という訳ではないんですね。

 

お店は真ん中をよく注文されることを想定している

よく松竹梅理論という言葉があります。聞いたことがあるでしょうか?

人間の心理的に、三つのランクを提示されると、その中央を頼みたくなる、という心理の事です。

これは「並」「上」「特上」にも当てはまるそうです。

せっかく外食に来たのだから「並」よりは「上」を頼みたい・・・しかし、「特上」は高いし贅沢しすぎかな・・と思う心理です。

また、よくわからないからとりあえず真ん中を頼もう、というリスクヘッジの考え方もあると思います。

 

これは設定しているお店も同様の考え方で、「上」が一番頼まれることを最初から想定しているそうです。

生ビールも圧倒的に中ジョッキが頼まれるそうです。むしろ最初から生中しか無い店も多くありますね。

 

少し汚い話でいえば、「上」が最も利益率の高い設定になっていることが多いそうです。

少しでもコスパの高いものを注文したい!という方はあえて「特上」を頼んでみるのもいいのかもしれませんね。

 

何度か通って自分なりのランクを見つけるのも楽しさの一つ

例えば、焼肉であれば特上が最も脂の多い肉であることが一般的です。

しかし、赤身の肉のほうが好きな人もいるでしょう。私もそのタイプです。脂の多い肉は胃もたれしてしまいます。

ランクが高いものが良いと限ったわけではありません。

1度しか行かない店ならまだしも、何度か行く可能性がある店の場合は自分に合った注文方法を見つけるのも外食の楽しさの一つです。

ぜひ、すべてのランクやオプションを試してみて、自分に一番合った頼み方を見つけましょう。

 

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海外では、何かを注文するときに「並」「上」「特上」にような表記はあまりありません。

サーロインステーキ 200g , 300g , 400g

のようにちゃんとランク差が明記されているものがほとんどです。

ビールも大中小ではなく、ちゃんと量と単位が書いてあります。(パイントなど)

このようなあいまいな表記をするのは日本の文化であり、店とお客さんの信頼関係があるからこそできる事です。

古き良き日本の文化、この信頼関係は長く続いていってほしいものですね。