ウェブ制作会社も、サイト公開者も、ウェブマスターも。
みんなGoogleのアルゴリズムに対策することに追われています。
かくいう私たちも、日々コンテンツSEOに取り組んでいる中で、何が優先順位が高いのかを常に考えています。
いろいろアクセス解析をしたり、変動するデータチェックをしていたり、どんな努力をすべきなのか。
SEO三種の神器 「meta」「見出しタグ h1」「alt設定」は現在でも効果があるのか?
2016年2月時点での見解をお伝えいたします。
※ Googleの検索アルゴリズムはGoogleが日々アップデートしています。この記事の内容はあくまで「見解」であり、正しいことを保証できるものではありません。
ご理解の上、ご覧ください。
meta要素の設定とは、主にメタタイトル、メタディスクリプション、メタキーワードのことを指します。
ウェブサイトのソースコードのhead部分にある、meta XXXXという部分です。
■ メタタイトル (meta title)
メタタイトルは非常に重要な内容です。設定した内容が検索エンジンのサイト名に反映されます。
それだけでなく、アクセス解析をしていても検索キーワードとのマッチ率も現在でも非常に高いと感じます。
WordPressなどのCMSを利用する場合、自動で設定されることも多いですが、流入を狙うページの場合は個別に設定するようにしましょう。(プラグインを使うと便利です)
■ メタディスクリプション (meta description)
サイト(ページ)の要約文のことです。
昔は検索エンジンのサイト名の下に出る文章をコントロールできる事もあったため非常に重要と言われていましたが、現在では検索順位への影響は非常に少なく感じます。
検索キーワードとサイトテキストが被る部分は太字表示されることがありますので、SEOを狙う文章というよりも、ちゃんとサイトを要約できているかが重要です。
■ メタキーワード (meta keyword)
こちらも昔は非常に重要と言われていましたが、もはや影響はないと感じます。Googleも検索における評価の対象から外していると明言しています。
設定しなくてもよいと思います。
サイトのタイトルがメタタイトルであるとすれば、コンテンツのタイトルがh1(見出し1)です。
「見出しタグは何より重要だ!必ずページにh1タグは配置するべきだ!」という人もいたり、「もはや見出しタグは過去の遺物だ、意味などない」という人もいたりして混乱が続く見出しタグ市場ですが、2015年12月のオフィス・アワー・ハングアウトというイベント内にて、Googleのミュラー氏が答えています。
”「見出しタグは検索エンジンがサイトの構造を把握するための手助けになる場合はある。」”
”「しかし、SEOの特効薬になるものではない。正しく使っていないからといって順位を下げたりしない」”
なんともあいまいな言い方に聞こえますが、結局のところ
「Googleのアルゴリズムは、コンテンツを把握するうえで見出しタグの内容に左右されるほどチャチな物じゃない。」
「そんな努力をする暇があったらいいコンテンツのサイトを作れ」、と言っているように個人的には感じます。
見出しタグが不適切(h1がない)などのサイトを制作、運営したことも多々ありますが、それによって検索順位が不当に低かった経験もありません。
以前のようにh1タグにこだわる時代は終わったのかもしれませんね。
昔よりSEOに有効と言われていたAltタグ。画像の代替テキストの事です。
果たして現在でもこのAltタグは有効なのかという事ですが、これに関してはGoogleが公式にて、参考にすると明言しています。
これは、Googleの検索エンジンクローラーが画像の中身まで判別できないためです。
しかし、Googleは画像と関係ないテキストを画像に貼り付け、検索の妨げとする場合はスパムとして扱うとも言っています。
画像についての説明をしっかりとAltタグへ入力するようにしましょう。
私の経験上も、ちゃんとAltタグへキーワードを記述するほうが、サジェスト検索などにも引っかかりやすくなる感じを受けています。
最近話題になっているOGP設定。
FacebookやTwitterなどにURLを張り付けたりシェアした際にどんなサムネイルが表示されるかを制御するタグです。
SEO効果はありませんが、SNSシェア率に影響があるのでトップページや、ブログページなどでは設定すべき項目です。
しかし、いろいろなサイトを見ているとFacebookやTwitterは設定されていることもあるのですが、LINEは軽視されている傾向がありそうです。
LINEによるURL貼り付けも、2015年より自動サムネイルが表示されるように変更になりましたので、今ではLINEのOGP設定も重要です。
こちらも無視しないようにしましょう。
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以上が、2016年2月現在でのSEO対策メイン手段に対しての見解です。
何より、大きな流れとしては「よいコンテンツを作ること」が重要になってきていることに変わりありません。
SEOテクニックはほどほどに、よいコンテンツ作りに励んでいきましょう!