とうとう本日2/4に発売されました、MicrosoftのSurface Book!
あのMicrosoftが発売する本格的ラップトップPCとあって、気になっていらっしゃる方々も多いのではないでしょうか?
かくいう私もその一人です。
あまりに気になったため、日本で発売されるまでSurface Bookの海外ウェブサイトのレビューをウェブサーフィンして必死に貪り読んだりしてました(Surface Bookの海外レビューをまとめた以前の記事はこちら)。
生産台数などの関係で発売が遅れていたそうですが、満を持しての日本発売となったため、早速渋谷の電気量販店を回って触ってきましたので、レビュー記事をアップしたいと思います。
これから購入を考えている方の参考になれば嬉しいです!
さあ、やってまいりました某〇〇カメラの渋谷店…エレベーターで4階に上ると、ありましたよ、Surface Book!
Surface Pro 4の隣にしっかり置いてあります。
やっと実機が拝めましたね‥待った、待ったよこの日を。
Webサイトの写真よりも、13.5インチのディスプレイを持つSurface Bookの実機は大きく見えます。まずは気になった項目について簡単にご説明します!
重さはキーボードと一体化した状態で1.5kg、手で持つとかなりずっしりきます。
ちょっと気軽に持ち歩きたい大きさではないですかね~、ただめちゃくちゃ重いわけでもなく、ラップトップPCとしは普通の範囲の重さだと思いました。
ただ、一体化したときはかなりディスプレイが重く感じられ、キーボードが軽く感じるため、例えば移動中に膝に置いて作業をするにはかなりバランスが悪いなと思いました。
この点はギズモードでも指摘されていましたね。
逆に取り外したときのタブレット状態のSurface Bookはかなり軽く感じられ、これで高スペックな中身がつまっているという点はかなり魅力的に感じました。
海外のレビューでもとにかくべた褒めだったディスプレイは、確かに綺麗でした。
ただ、あまりに海外レビューで褒められていたため、僕の中でハードルが上がりすぎていたため、思っていたほどディスプレイの美しさを感じることはありませんでした。
ただディスプレイの大きさは十分あり解像度も3000×2000ドットとかなりの高解像度のため、作業をしていて広さに不満を感じることはなさそうです。
打感はよく、やはりSurface Pro 4なとのタイプカバーと比べると打ちやすさは断然Surface Bookのキーボードの方が良いです。
その分重さがありますが…こればっかりはどうしもないですね、打ちやすさと軽さ、どちらを重視するかでしょう。
付属のSurface Penは、Surface Pro 4に付属してくるものと同タイプです。
MicrosoftのOneNoteでSurface Bookのペンの書き心地を試してみました。
Surface Pro 3と比べて筆圧感知も1024に改善され、Surface Pro 3ではペンで押さえた場所と実際線がひかれる場所が数mmずれていたのですが、その点も改善されています。
書き心地も改善されているらしいのですが、個人的には所有しているSurface Pro 3と比べてそこまでレスポンスなどが改善されたとは感じませんでした(Surface Pro 3のペンの使い心地が結構気にいっているからかもしれません)。
メモを手早く取ろうとすると、わずかに遅れを感じました。
打ち合わせ時に素早くメモを取る作業などはまだ厳しいかもしれません。
Surface Book特有の”ひんじ”がついたキーボードとタブレットが一体化したデザインは、とてもユニークで存在感があり、例えば今やMacユーザーだらけとなったスタバで人とは違うツールを使い存在感を発揮したい方にはぴったりだと思います。
ただSurface Bookは思ったほど薄くなく、もちろんグッドデザインではあるのですが、MacBookなどのApple製品の研ぎ澄まされた様な美しさには、まだ一歩及ばない気がしました。
もちろんWindowsPCの中ではトップクラスのかっこよさではあるのですが…。
海外レビューでバグが多いと書かれていたSurface Bookのトラックパッドですが、これはそこまで感じませんでした。
使用時間が短いからか、Microsoftが修正をアナウンスしていましたので、すでに直っているのかもしれません。
こちらもMacBookシリーズほどのいろいろなことができるというわけではないのですが、十分使いやすかったです。
Surface Bookの購入を検討されている方は、Surface Pro 4やiPad Proなどと比較されることが多いと思うですが、この三つはそれぞれ用途や力を発揮するシーンがはっきり分かれていると思います。
Surface BookとSurface Pro 4、iPad Proを比較して表を作成してみましたので、参考にしてください。
Surface BookはCPUやGPU、メモリなど上位モデルでしたら十分ヘビーな作業にたえることができます。
動画編集なども楽々こなしてくれるでしょう。
iPad Proはこういった作業はかなり厳しいですね。Surface Pro 4は上位モデルならできなくはないですが、やはり強力なGPUは欲しいところです。
逆にモバイル用途だと、大きさや重さの点から、Surface BookはSurface Pro 4やiPad Proにはかないません。
キーボードをはずせばSurface Bookも十分モバイルマシーンとして優秀ですが、バッテリーはキードード側にも搭載されているので駆動時間が下がりますし、Surface Pro 4の様に背面にキックスタンドがついていて、ディスプレイ・キーボードでも何とか作業ができるといった利点はありません。
Surface Pro 4はタイプカバーと一緒に持ち歩いても1kgちょっと、Surface Bookは1.5kgあります。携帯機としてこの差は大きいですね。
またiPad Proと比べても、713gの軽さと単体で10時間の駆動時間を誇るiPad Proがやはり携帯性で勝る印象。逆にiPad ProはSurfaceシリーズの様なUSBやディスプレイ用のポートがありませんので、メインのマシーンとしての使用は厳しいでしょう。
そんなSurfaceシリーズの強みである豊富なポート類ですが、Surface BookはUSBポートなどがタブレット側にはありませんので、タブレット単体では拡張性がなく、単体で様々なポートを備えるSurface Pro 4と比べるとタブレットのみで比較すると少し見劣りします。この点からも、Surface BookはラップトップPCとしての使用が本来の姿で、Surface Pro 4はラップトップPCとしても使えるタブレットPCであるという住み分けがなされていることがわかります。
なので結論としては、メインPCをそろそろ新しいPCに買い替えようという方にとっては、Surface Bookは十分候補になる魅力的なPCだということです。
逆にメインPCがすでにあり、まだ買い替える必要性を感じていないのであれば、Surface Bookは値段もはりますし、Surface Book 2がさらにブラッシュアップされて今後発売されるでしょうから、いったんそれを待った方がよいではないかと思います。