弊社も会員である東京商工会議所が、都内の飲食店1,000社に対しアンケートを送付した結果(うち374社が回答)、
”今後、取り入れたいPR方法は次のうちどれですか?”という問いに対し、
第一位「グルメサイト」…21.8%
第二位「ソーシャルメディア」…18.7%
第三位「自社ホームページ」…13.7%
飲食店1000社の回答
(東京商工会議所調べ:2014)
となったそうです。その他の手段としてはポスティングやグルメ情報雑誌、新聞や地域情報誌などがあり、従来のPR手段を押さえてインターネットを活用したPR手段に関心が高いことがうかがえます。
他の質問として”PRをどのような方法で行っていますか?”という質問項目があるのですが、その回答は
第一位「グルメサイト」…55.8%
第二位「自社ホームページ」…34.9%
第三位「ソーシャルメディア」…28.7%
となっており、少し短絡的な見方かもしれませんが、PR方法としてはグルメサイトを現在活用していて、今後さらに活用して行きたいという飲食店が最も多く、次が自社ホームページを活用していて、ソーシャルメディアにより力を入れていきたいと思っているお店が多い様に見えます。
弊社のクライアントでもそういったパターンが大半なので、色眼鏡がかかっている可能性も高いですが、現在はただ目的もなく自社ホームページを運用しているだけでは、なかなか効果につながらない時代になってきていて、自社ホームページとソーシャルメディアをうまく使い分け、いかに相乗効果を出していくのか、といった課題をどの企業も抱えており、そういった面がこのアンケートにも現れている気がします。
実際HP製作の大手企業である株式会社メンバーズなどは、中期経営計画でソーシャルメディアの活用支援事業を柱にすえることを公表しており、自社ホームページとソーシャルメディアの併用に関しては、プロであるインターネット業界自体も力を入れていく傾向にあります。
うまく活用すれば、大きな宣伝効果が見込めるPRツールであるソーシャルメディアは、確かにどの企業にとっても魅力的です。自社ホームページと比べても立ち上げや運用が容易な面も多く、それだけによりコストや時間を抑えて宣伝効果につなげられるのかといったノウハウが大事になってくる分野です。
情報元
東京商工会議所
http://www.tokyo-cci.or.jp/soudan/inshoku/chosa_kekka/
株式会社メンバーズ 第一次中期経営計画