いよいよバレンタインが間近と迫ってきてしまいました。
男性諸君はチョコレートをもらえるのか。女性諸君は誰に本命チョコを渡し、誰に義理チョコを渡すのか。
現在はチョコレートも色々な種類があります。「生チョコレート」に「トリュフチョコレート」、「ドライフルーツチョコレート」に「ラム酒チョコレート」。
「チョコレートクッキー」や「チョコレートラスク」なども選択肢になるかもしれません。
「ゴディバ」や「ロイズ」など有名どころのチョコレートの購入を検討する人もいるかもしれませんし、手作りチョコを作るため、作り方をインターネットで検索し、材料や包材を通販で購入しようとする人もいるかも。
いよいよバレンタインが近づくにつれて、インターネット上も盛り上がりを見せる中、どれくらいの商戦状況になっているのかを簡単に分析してみました。
上の図は、Googleトレンドで抽出した、2015年のバレンタインに関するアクセストレンドデータです。
赤いグラフ:「チョコレート 手作り」
青いグラフ:「バレンタイン 通販」
黄色グラフ:「チョコレート 通販」
という検索ワードの状況です。
見てみるとわかるのですが、手作り・自作系のキーワードはバレンタイン1週間前に大きく伸ばすのに対して、購入・通販系のキーワードはバレンタインに近づいてなだらかに増えていることが分かります。
当然、注文してから届くまでの時間も関係しているでしょうが、手作りに対し消費期限の長い通販チョコレートは、事前に購入して冷蔵庫で保管するユーザーも多いのでしょう。
一方、手作りの場合消費期限が短いこともあり、1週間前に急激に増えると考えられますね。
チョコレートの通販を検討する場合、また関連する広告などを出稿する場合は、1月上旬くらいから徐々に広告費を投下してもいいと思います。
また、3月に突入してもいきなり検索数が低下するわけでなく、ホワイトデーシーズンに若干盛り返します。
バレンタインデー直前をピークとしてしばらく終わらないのは面白いですね。
GoogleAdwordsのキーワードツールにて、2015年2月を中心としたチョコレート通販に関する広告費データを算出しました。
1日の広告費5,000円程度で700件前後のクリック数が獲得可能との予測です。(保証できるものではありません)
1回のクリック単価が約7円程度です。
通販サイトの来客者の購入率が1%の場合、購買者の平均購入額に対する利益が700円を上回ると黒字、という計算になります。
購入率2%の場合は、購買者の平均購入額に対する利益が350円を上回ると黒字、という事になりますね。
ブランド力が強くないサイトの場合でも十分に戦える数字ではないか、と思います。
サジェストキーワードとは、上の画像のようにGoogleやYahooなどで検索をしたときに予測で出てくるキーワードのことです。
SEO(検索順位対策)における非常に重要なキーワードです。
サジェストキーワード自体は、Googleサジェストキーワード取得サイトで「バレンタイン」と入力していただければリアルタイムで見られるので、今回は面白い1位のキーワードを抽出してみました。
・「バレンタイン ぬりえ」
今非常にはやっている大人用の塗り絵。バレンタイン用のものもあるようです。新しいビジネスのにおいがしますね。
・「バレンタイン ネイル」
本命チョコは手渡し。渡す手にも気合を入れたいのが女心でしょうか。ネイルに限らず美に関するキーワードが多くみられました。
・「バレンタイン 和菓子」
チョコレートだらけだと飽きてしまうかも。イケメンにこそ差別化が必要・・・?
・「バレンタイン 自分用」
自分でも食べたいのか、それとも男性が自分で買うのか・・。闇が深いキーワードです。
・「バレンタイン 100均」
とりあえずあげればいいんでしょ。という声が聞こえてきます。
・「バレンタイン 30年」
唯一、これだけウィスキーのバレンタインに関するものでした。さすが高級ウィスキー。
バレンタインデーといえば、明治の板チョコを購入し自分で湯煎して型に入れて手作り・・・
というのが王道なのでしょうが、現代では数多くの志向が存在するのがわかり、非常に面白いですね。
新しいビジネスチャンスの発見にもなるかもしれません。