前回も天気のことについて触れましたが、本当に落ち着かないですね、天気。もうすぐ五月になろうかというのに、昨日は2月並みの気温だった様ですし。
さて今回は、”なぜ、SEOよりSEMなのか”という記事の【後篇】です。
【前篇】は両社のメリット・デメリットを比較などしてみましたが、【後篇】はもう少し掘り下げた内容でお届けしたいと思います。
例えば、チョコレート製品を販売する通販サイトを運営している会社が、”チョコレート 通販”というキーワードで上位表示される様に、SEOサービスを提供している企業に依頼し、めでたく”チョコレート 通販”というキーワードで一位に表示される様になったとします。
調べればすぐわかりますが、”チョコレート 通販”というキーワードは月間の検索数がグーグルで4400回、ヤフーで1900回あります。両者あわせて6300回ほど月間で露出が見込めます。さらにその何%かが通販サイトを訪れ、さらその何%かが商品を購入するとします。
その時はじめて、そのキーワードで上位に表示されたことの直接的な効果がわかりますが、案外このプロセスを飛ばして、”うちは税理士だから税理士っていう言葉がキーワードに入っていればいいだろう”とか、”うちは表参道に店があるから、表参道と業種がキーワードに入ってればいいや”くらいのおおざっぱなキーワード設定をしてしまう場合も多く見受けられます。
SEOだけで考えると、どれくらいの数字的な効果が見込めるのか、事前に予測するのが困難なのです。
話を”チョコレート 通販”にもどします。リスティング広告を使用する場合、”チョコレート 通販”というキーワードが一回クリックされた時にかかる費用はグーグルで70円、ヤフーで80円ほど。この数字がでてやっと、”SEOとリスティング広告、どちらの方が費用対効果がよさそうなのか”という比較ができる様になります。
SEOは大きく分けて成果報酬型と月額固定型がありますが、それとリスティング広告、どちらがその案件にとってよいのかを、”なぜ、SEOよりSEMなのか 【前篇】”ででたメリットとデメリットを比較して、検討します。
ここまで説明すればわかって頂けた方も多いかと思いますが、リスティング広告と比較検討しないと、SEOだけではその料金が高いのか安いのかを判断することがとても難しく、感覚的なものになってしまうのです。それは、データを計って改善し、効果を上げることができるというインターネットの最大の利点をみすみす放棄することに他なりません。
もしあなたが担当者で、SEOやリスティング広告の活用を検討されているのでしたら、最低限上記のプロセスを踏んで、どちらかを検討することをおすすめします。
弊社もSEO、リスティング広告ともにサービス提供していますので、自社だけでは解決が難しい場合、無料相談をご活用頂けると幸喜です。
米倉