「グーグルアナリティクスを導入して、早3ヶ月。
たくさんのデータの中からどこをチェックしていいかわからん・・・!」
こんな悩みは私がお客様のサイトをチェックしたり、ご案内をしているときによく聞くフレーズの一つです。
グーグルアナリティクスは非常に優秀なデータ解析ツールで、正しく導入されていればホームページ内のほぼすべてのデータがわかるといっても過言ではありません。
最近では閲覧者の年齢や性別までわかってしまうまさに魔法のツール。
しかし、
解析できることと、改善できる事
は全くの別問題。
いくら解析ツールが優秀でも、それを改善に活かすにはたくさんの試行とノウハウが必要です。
さて、そんな中でも比較的速効性があり、まずグーグルアナリティクス導入後にすぐ見た方がいい個所があります。
それはどこか。
結論から言うと、「お問い合わせフォーム」ページの「離脱率」です。
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お問い合わせフォームに到達しているという事は、それは問い合わせの意思を示しているユーザーの可能性が非常に高い状態にあります。
しかし、問い合わせに至らない。それが離脱ユーザーです。
この「離脱率」が高い場合、それは「お問い合わせフォーム」に問題がある可能性が高いと言えます。
あなたのホームページのお問い合わせフォームはどうでしょうか?
・必要以上に入力項目が多く、ユーザーにストレスを与えている
・必須項目が多すぎる
・ページ遷移(入力不備など)した際に内容が消えてしまう
・郵便番号から住所の自動入力ができない
これらはお問い合わせフォームのストレスを高め、離脱率を高める大きな要因になります。
もちろん、他にも要素は色々あるのですがまずは上記の内容にあてはまる場合はお問い合わせフォームの再構築を検討した方がいいでしょう。
尚弊社測定のデータによると、
お問い合わせページの離脱率20%以上
は危険水域といえます。
早急にお問い合わせページの再構築を検討してください。
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また、お問い合わせフォーム改善の有効なやり方のひとつに
サンクスページの設置
というものがあります。
これはお問い合わせフォームからお問い合わせが完了したユーザーに表示する「ありがとう」ページの事です。
なぜ、サンクスページを用意した方が良いのか?といいますと、サンクスページ到達ユーザーを解析することで、実際お問い合わせに至ったユーザーのそれまでの動きが検証できるからです。
実際のところ、お問い合わせフォームに到達したユーザーを解析するだけではノイズが多く、より正確な情報を測定するためにサンクスページを設置するイメージです。
こちらもお問い合わせフォーム改善のためにはやった方が良いでしょう。
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このお問い合わせフォーム改善は、EFO(Entry Form Optimization:エントリーフォーム改善)と呼ばれており、ここ数年ホームページ構築の重要な要素といわれております。
何しろ、後少しでお問い合わせに至るユーザーを取りこぼしているわけですからね。モッタイナイ!
Written by 中島