こんにちは。Cocoaウェブデザイナーの中島です。

いよいよ、PS4の拡張モデル、PS4NEOが発表になりましたね。
このPS4NEO、360度仮想現実のVR、4Kディスプレイへの高解像度コンテンツに対応するPS4の拡張追加デバイスです。性能アップによるフレームレートの向上も期待されます。

徐々に、ゆっくりではありますが、ハイエンドユーザー向けの4Kコンテンツが普及しつつあるのを感じます。

もちろん、大多数のユーザーに4Kコンテンツが当たり前のように進むにはまだまだ課題が山積していますが、いずれは4Kが当たり前のようになるのでしょう。東京オリンピックあたりがそのピークになるのかもしれません。気が早すぎますかね?

今回は、その4Kコンテンツがウェブサイトやクリエイティブにどのように影響してくるかを、中島の主観と予測でお伝えしていきたいと思います。

ウェブサイトにおける4Kの意義とは何か

そもそも、テレビなどの動画配信における4Kとウェブサイトの4Kでは持つ意味が大きく違うと考えています。

動画配信における4Kでは、「美しい画質」や「臨場感」、またフレームレート向上による動画の滑らかさに4Kの主目的が置かれています。単純なるスペックの向上です。

DVDからブルーレイ画質へ、地上アナログから地上デジタルへ。ブラウン管から液晶、有機ELディスプレイへ。

コンテンツ画質の向上は、ユーザーへたくさんの臨場感や満足感をもたらしてきました。

しかし、私としてはウェブサイトに関する4Kは別の意味を持つと思います。

もちろん、ウェブサイトといえども、YouTubeやHulu、Netflixなど動画配信メディアでは、画質の向上はポジティブに影響してくると思います。今回は、通常の情報ウェブサイトの話だと思ってください。

私は、ウェブサイトの背景画像が、従来のフルHD画質から4Kになっても、基本的な価値は変化しないと思っています。

なぜなら、画質やクオリティの意味で劣るモバイルデバイスが急速に成長し、PCのシェアが大きく下がっていることから大半のユーザーは現状のスマホやタブレットの画質解像度レベルで十分と感じていると思われます。

しかし、仕事などではいまだにPCによる作業が主流。これはなぜか。

やはり操作性や、1画面内での情報量、処理速度、セキュリティがPC優位だからでしょう。

私は、1画面内での情報量と操作性に注目しています。
この2つのポイントには4Kの意義を十分活かせるからです。

現在のウェブサイトは、最大の横幅が1000px~1500px位を想定し、スマホにも自動対応するレスポンシブデザインが主流です。しかし、4Kディスプレイが普及してくるとどうか。

画面いっぱいまでウェブサイトを拡張するのではなく、複数のブラウザを開き、大きな画面内にいくつものウェブサイトを同時表示するのではないでしょうか。

なぜなら、従来のウェブサイトでは画面内に拡張表示しても余白が増えるだけで、情報量は増えないからです。

ウェブサイトの最大幅を4K標準である横4000pxに最適化すれば、高解像度ディスプレイでも無駄がなく情報を多く整理し、ユーザーを満足させるダイナミックなウェブサイトになります。

ただ4K対応させるだけでは意味がない

じゃあ、従来のレスポンシブデザインのように、横幅4000pxまで対応させればいいのか?

と思われるかもしれませんが、私はそれは危険な考え方だと思っています。

従来のレスポンシブデザインの主流は、1000px程度のPCサイトをスマホでも見やすく、という下位の解像度へ対応するための考え方が中心にありました。

これを上位の解像度(4K)へそのまま適応させてしまうと、ウェブサイトのユーザビリティを大きく損なうことになってしまうと思います。

4Kウェブサイトの基本は、大量の情報を整理して、使いやすく配置することです。

従来よりも一画面内の情報量が増える以上、ユーザーの混乱も今まで以上に増えることとなります。

必要な情報へスムーズにアクセスできない。これは問題です。

わかりやすく言えば、今までブログのアーカイブを見ていたら10記事しか表示されなかったのが、一気に100記事近く表示されることとなります。

これでは、使いやすくなるどころか使いにくく感じてしまうでしょう。

4Kウェブサイトへの対応は、情報の整理や、使いやすさ、迷わせないUIが必要になります。

今までのレスポンシブデザインの考え方は通用しません。

ディスプレイサイズを意識する

一概に4Kといっても、18インチで4Kのディスプレイを利用しているユーザーと、50インチで4Kのディスプレイを利用しているユーザーでは求めることは異なります。

18インチで4Kのディスプレイを利用しているユーザーには、従来のウェブサイトUIで問題ないと思います。ただ、今までのように画像を多用するのではなく、SVG(拡大しても荒くならない)を利用したり、高解像度の画像を効果的に配置することが必要でしょう。

一方、50インチで4Kのディスプレイを利用しているユーザーの場合、1画面内の情報を整理し、よりスムーズに必要な情報へアクセスできる工夫が必要になります。

さらに、下位ディスプレイ、つまりスマホユーザーにも見やすいように1画面内の情報量をコントロールする必要もあります。取捨選択ですね。

表示速度高速化への取り組みが必須

4Kディスプレイ対応のサイトをスマホでも見る。こうなってくると必ず問題になるのが通信料や速度です。

高解像度画像や多量の情報量をスマホへも配信すると、スマホ側では表示が遅くなってしまったり、通信料が肥大してしまいます。

スマホで閲覧したときには、不必要なファイルを読み込まない工夫が必要です。

また、画像ファイルもデバイスによって表示するものと非表示になるものをサーバー側で設定すべきでしょう。

いつ頃対応していくべきか

既に4Kディスプレイ対応のPCは徐々に増えてきています。Retina5Kも登場済です。

また、サイトの4K化は特に新技術を取り入れる必要があるものではありません。従来のレスポンシブ技術の応用です。

他社との差別化が図れる、個人的には早めに取り組んでいくべき案件だと考えています。

4Kディスプレイへの対応を検討されている場合、貴社のサイトを対応させるべきかアドバイスいたしますので、お問い合わせくださいませ。