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現在、2ch.net(2ちゃんねる)の創始者である西村博之氏と、現在の管理人であるジム・ワトキンス氏の所有権争いが泥沼化し、大事になっているのはインターネットに明るい人間であれば誰でも知るところであると思います。

簡単に今回の争いの内容を要約すると、
西村氏が所有していた2ちゃんねるの経営権等の権利を2009年、パケットモンスター社のジム・ワトキンスに譲渡。(※訴訟回避の隠れ蓑?とも言われている)
その後、ジム氏による2ちゃんねる乗っ取りが発生し、西村氏が広告収入などを含めた権利を取り戻そうと躍起になっている。
という話です。
http://netgeek.biz/archives/5027
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1404/04/news095.html

西村氏は今まで2ch関連の訴訟の際に「自分はあくまで管理人であるから記入物に関する責任はない」という旨の主張をしており、今回の2ch所有権が自分にあるとの主張はダブルスタンダードにあたると批判を受けています。

さて、今回の騒動がどちらが正しい、どちらが悪い、というのはさておき、
ホームページを含めたWEBコンテンツの所有権や知的財産権(著作権など)がどこにあるのか?
というのは気になるところです。

ホームページ制作や管理を外注している会社でリニューアルを検討する際などにも、現在のホームページの知的財産権がどこにあるのかは確認しておいた方がいいでしょう。

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筆者が知り合いの司法書士に確認したところ、
知的財産権は原則、創作者に帰属するのですが、
ホームページや、WEBコンテンツにおける知的財産権は『契約』などで決定される事が多いとの事です。

ホームページ外注などであれば外注先会社との「契約書」
2ちゃんねるなどであれば、「利用規約」

が優先されるという事です。

契約書などが何もなければ創作者に、あるのであればその内容をチェックという事ですね。

つまり契約書など何もない契約の場合、
外注先に作ってもらったホームページは、著作者の許諾がない場合二次利用出来ない事になります。
よくある例としては、
・チラシなどに流用したい
・リニューアルする際に文章や画像、バナーなどを流用したい
などがあげられます。

もちろんこの場合、制作会社が考えた文章は制作会社に、発注側が提供した文章や画像は発注側に帰属することとなります。
ただ、発注側が提供した写真や画像でも、制作会社が加工したものは著作権の所在が曖昧になるので注意が必要です。

2ちゃんねるの場合は利用規約(現在は削除・以前のものから流用記載)があり、
・投稿者は、投稿に関して発生する責任が全て投稿者に帰すことを承諾します。 
・投稿者は、話題と無関係な広告の投稿に関して、相応の費用を支払うことを承諾します 
・投稿者は、投稿された内容及びこれに含まれる知的財産権、(著作権法第21条ないし 
 第28条に規定される権利も含む)その他の権利につき(第三者に対して再許諾する権利を 
 含みます。)、掲示板運営者に対し、無償で譲渡することを承諾します。ただし、掲示板運 
 営者は、投稿者に対して日本国内外において無償で非独占的に複製、公衆送信、頒布 
 及び翻訳する権利を投稿者に許諾します。

となっているため、責任は著者、著作権は2ch側、まとめブログやリーダーアプリなどはOKというものだったんですね。

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以上の事から考えて
ホームページ制作を外注する場合はその制作物の著作権がどこにあるのかを明確に書面化されているのが非常に望ましいと思われます。
しっかりとした契約書がない場合は担当に確認することが必要ですね。
心配な場合は書面やメールなど残るものの提出を制作会社に求めるのが、後々のトラブルを防ぐという意味でおススメです。

尚、弊社のホームページ制作サービスの場合は
「弊社が作成・加工したものは弊社に帰属する」
「弊社が取材・ヒアリングして著作した文章等は弊社に帰属する」
「提供を受けた素材・文章は提供元に帰属する」
となっております。
また二次利用の場合は目的に応じて協議のうえ、柔軟に対応させて頂きます。

Written by 中島 慶