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米Googleは2月12日、老舗の写真共有サービス「Picasa」を5月1日に終了すると発表しました。

Picasa公式ブログにて、サービス終了と今後の移行について英語ですが詳しく解説されています。

具体的には、

・ Picasaユーザーは、5月1日からGoogleフォトにログインすることで、従来のアルバムをGoogleフォト上で引き続き利用できます。

・ Googleフォトへ移行後、Picasaで管理されているタグ、キャプション、コメントなどのサブデータは移行されません。

・ 写真管理用のデスクトップアプリは3/15で配布終了となるが、そのまま使い続けることは可能です。

という事のようです。

今までPicasaで利用していたウェブアルバムはGoogleフォトへ自動移行されますので、手動による移行は必要ないそうです。よかった。

 

Picasaの歴史

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もともとはデジカメの画像管理ソフトであったPicasa。

パソコンにデスクトップアプリをインストールし、デジカメからUSBやSDカードなどで自動抽出した画像をまとめて管理できるのが特徴でした。

2004年7月にGoogleが運営していた無料ブログサービス「Blogger」の機能強化を目的としてPicasaを買収。

従来のソフトにオンラインウェブアルバム機能を追加しました。これにより、デジカメで撮影した画像がオンラインで共有しやすくなりました。

オンライン上の容量も、GmailなどのGoogleアカウントと同一で管理され、現在では15GBまで無料で利用できます。

Googleの提供するSNSサービスのGoogle+利用者へは、さらに一定の容量以下の画像であれば無制限でアップロードが可能と、非常に優良なサービスでした。

 

また、ただのストレージアプリというだけでなく、アプリケーション上で簡単な画像加工も可能でした。

明度の調整や明るさの補正なども可能で、加工画像をBloggerなどに反映させることも容易でした。

 

デジタルカメラの画像管理として生まれた背景がありましたが、現在では、だんだんとスマホが普及することによって、撮影した画像を一度PCへ取り込みアルバムを作成する、という文化がすたれつつあります。

スマホからFacebookやinstagram、GoogleフォトなどのSNSへ直接アップロードし、クラウド上でアルバム化し、シェアすることが一般的となった世の中で、Google+の機能として提供されてきたGoogleフォトとPicasaは図らずとも重複するサービスとなってきました。

今回のサービス統合も、現在主流となっている利用方法の中ではあまりユーザーが不便を感じることはないかもしれません。

 

今後のデジタル写真共有アプリの未来は?

シェア目的の写真管理は今後SNSのアルバムへ統合されていくのだと思います。

Picasaは老舗のクラウド写真共有アプリでしたが、今回Googleフォトのはまさにその流れを表しているといえます。

一方で、Picasaが優れていた点は、RAW画像と呼ばれる未加工画像データ(Jpegなどのように圧縮していない形式)を保存しておける点でした。

クラウド画像シェアサービスで、このRAW画像形式に対応している形式はまだ少なく、デジタル一眼レフで撮影したような高画質画像の共有は、GoogleドライブやDropboxなどの高容量ファイル共有アプリが担うことになっていくのだと思います。

スマホで撮った写真や共有を目的とし、気軽にシェアできるSNSサービスと、高画質ファイルを受け渡したりアーカイブしておくストレージサービスの住み分けが今後加速していきそうです。